華道専慶流WEBいけばな講座万年青-４

●万年青の株分生花

花材／万年青14枚と実一個　花器／慶眞デザイン水盤

反った葉を天に選び、人添と向かい合わせにして輪ゴムでとめます。男株でやったのと同じように割り箸の芯を先に立て、そこへこの葉組をのせて定めます。
天の高さは男株の人添よりやや低めに。

ゆるやかな綺麗なカーブの葉を人に選び、先の葉組に添わせながら右前方に。長さはおよそ天の1.5倍。全体に左斜前方にかなり傾斜させている点を理解し、男株とのバランスをはかります。控は全体をかかえるように。名称は女株の人は全体では「地」になります。

●株分いけでは男株（おかぶ＝立ち姿）と女株（めかぶ＝横姿）との絶妙な連係バランスが見せ所です。花器は幅4０センチ以上の少し大振りな水盤を使い、男株と女株との緊張した空間美を引き出します。剣山位置は男株は左奥、女株は右前に置き、完成時にそれぞれの位置を微妙に移動させて決めます。