3. 人の裏添を入れて奥行をつけます。 4. 人をいつもより深く下垂するような形に創り「人流し」のようないけかたにします。石化を強調する意味と、軽快感を出すためです。この場合、やや細い枝が適当で、枝先は上に向くよう調整します。また高さは湾曲させた頂点をいつもの人の高さにします。 人と天添の間をつなぐような形で人添を添えてバランスをはかります。
5. ストレチアを前後にそえますが、花の向きはなるべく変えた方がいいでしょう。少し高めに天の後ろ、エニシダの線を介して覗くように配します。ここでは花の向きは右に向けています。 6. もう一本の花は人添と胴を兼ねた場所です。花向きは先きほどとは異なった左向きに。
●ストレチアはしっかり剣山深く確実に挿して下さい。結構素材が重く、倒れやすいからです。
7. ストレチヤの葉を2枚入れます。一枚は人の前に、もう一枚はあしらいとして前後に空間をもたせて入れます。 8. バラは葉の間に一本、あしらいの葉の前に控として一本、さらにグンと後ろに見越として添えます。このとき本体に添えるようにプラスする事。決して広げてはいけません。 9. 最後に地と地の添を入れて完成です。いずれも足元が広がらないよう添わせて入れて下さい。
●バラの葉と花が上に向くよう、配分と向きに十分注意下さい。 ●剣山への基本挿し位置は「さんざしの生花」を参照。