華道専慶流WEBいけばな講座 第5回 さんざしの生花「人流し」 西阪慶眞指導
●撓め(曲げる)が効くので扱いやすい。 ●実は落ちにくい。 ●なるべく実付きの良いものを求めたい。作例の素材は天や天添の枝先部分に実が付いていないので、可とは言えない。 ●リゴリスはピンク系統もあるが、モンステラのグリーンの葉との調和から黄色がいいでしょう。
◆剣山を使う 深鉢花器を使う時は花器三分の二程度までビニールに包んだ小石を入れ、その上に剣山を置きます。剣山部分は水平に。
1. 枝先の伸びた若い幹は切り捨て、比較的しまった横枝を天に選びます。横枝は通常横に広がっていますので、付け根部分を曲げて上に向けます。天添と天の裏添を副て奥行きと力を加えます。 2. 柔らかい横枝があったのでさらに深く曲げて「人流し」としています。もし、天と同じような素材なら流さないで、通常の扱いとします。(人と天添の間が空いていたら数本プラスしてつなぎます) 参照