華道専慶流WEBいけばな講座 第41回(08.8.15) 石化柳の曲線を捉える(9月〜10月実習) 西阪慶眞指導
丸い茎が扁平状に帯化して出来る奇形が特徴の石化柳は、河川敷など日当たりのよい場所で育ちます。いけばなではこの面白い形を生けるので、落葉後に使用します。また、晩秋頃になると昼夜の温度差で茎の色が飴色になり、味わい深くなります。
今回は自由な形をした帯化の動き、面白さを捉えた現代花の実習です。リズムある全体構成に目を配ります。
■いけ方 横長の花器に剣山を左右二個配置します。帯化した奇形部に焦点をあてるわけですから、それぞれをどのように関連させるかが重要です。広げすぎ、或いは寄せすぎに注意しながら緊張感ある空間美を見いだします。
■花 器 花器は横長を選びます。奥行きのない短冊型がいいのです。