華道専慶流WEBいけばな講座 第1回
朝鮮槙の二管生け

メ モ 
■朝鮮槇の生花は「枝とり」が最大のポイント。とくに小枝の集合した部分を、控、地の添あたりに配し全体を引き締める。
■天、天添、天の裏添は素材の締ったもので伸びやかな枝を選ぶ。そこへ味付けに小枝のものがプラスできれば一層深みがでる。
■男株、女株、両方の足下の仕上げは木質化した茎がくるよう配分する。(青い色の茎は足下に見せない)
■筒いけの生ける順序は定まっていないが、茎のしっかりした枝を一番に生け、次の2本を合わせた合計3本で足下を完全に合致安定させる。例えば人を一番に入れ、二番に人の裏添、三番に人添えを加え、この三本を綺麗にひとまとめに見せるのです。この三本がすべての土台になり、綺麗に添っていれば後からの枝はとても簡単に留まってくれるのです。

撓め方 


枝が細い場合 幹が細い枝は左図のように左の親指と右手の人差し指、中指で圧縮しながらゆっくり曲げます。

枝が太い場合 太い幹の場合は右図のような持ち方で左の親指と右手で圧縮しながらゆっくり曲げます。またさらに太い場合は幹の太さの半分までハサミを入れた後、同様の撓め方をします。


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