華道専慶流WEBいけばな講座 第1回
朝鮮槙の二管生け 拡大

メ モ 
■筒にいけるのを「筒(ツツ)いけ」と云いますが、二本以上を組み合わせて構成するいけ方を管いけ(クダイケ)と呼びます。二本で構成するときは「二管(ニカン)いけ」、三本では「三管(サンカン)いけ」と称し、数が増えると「乱杭(ラングイ)いけ」と呼んでいます。
■基本的には「生花の縦の姿の部分を分解していける」と解釈すればいいでしょう。作例は縦姿の「見越し」部分を分けていけたものです。従って雌株の花器も雄株(縦姿)の右後に配置します。一番長い枝(人)を右前方に流して全体の「地」に見立てるのです。
■縦姿、横姿の絶妙なバランス…奥行きのあるスケールある動きと気品をどのように引き出すか、それがテーマとなります。

WEB表紙 1ページ 2ページ 3ページ       05.8.7改訂版  

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