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「男株、女株の連携プレー」 株分の見どころは立て姿、横姿の釣り合いが奏でる緊張した空間構成です。どちらが主体と云うのではなく、二つが一つに解け合った「合一美」。作例をご覧願いたい。そこには早春の穏やかな日溜まり空間を暗示させるような雰囲気が伝わってくるでしょう。今回の雰囲気を出すのには「力強く」ではなく「柔らかく」がテーマとなるため、各枝の曲線はすべて穏やかな曲線とし、また目障りな交差は避け、短い横枝は切り捨て、伸びやかな枝のみで扱います。この場合、れんぎょうの扱いも同じで、出来るだけ柔らかな流れの表出につとめ、緩やかな曲を見出す事で全体の統一した「雰囲気作り」をめざすのです。 枝作りの統一、それには撓め方、枝の見せ方(向き)がカギを握っているのです。拡大完成図参照 |