小菊を配した作例
(ほととぎす11本、小菊3本)
ここでは11本のほととぎすに黄色の小菊を彩りに使っています。もちろん小菊は控え目な色扱いをするため、出過ぎないよう、ほととぎすの間に添えます。また、分けられる枝は分けて、前後に添え、重苦しくしたり、窮屈な感じにならないように配すのは上記作例と同じです。
ここでは胴を使っていません。その理由は、菊の生花同様、上部の葉の美しさを表出するためであり、天、天添、裏添の立ち上がる葉の表情を存分に見せているのです。(こうした考え方は素材の葉が綺麗なときに用いる手法で、素材を良く見て判断します)
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