■ 扱いのポイント
色つきのよい大きな実は枝下に付いているので、これらが犠牲にならない枝取り、配分が必要。一般には下部はなるべく切らないで、枝先を切って調和をはかります。切り落とした不要な実を上部に「付け実」する事も多々あります。
■ 剣山への固定
素材は比較的柔らかく、剣山に挿しても実の重みに耐えかねて倒れることがあります。根は割らずにしっかり挿すこと。なるべく太い茎の部分を使う事。どうしても倒れる時は添え木して安定をはかります。深い傾斜では剣山と一緒に倒れますので、右図のように張り木しておきます。このように素材を固定することが若干面倒ですが、こうした意味から深い花器を選択し、投入手法でいけるのも名案です。
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