華道専慶流WEBいけばな講座 第25回
(05.10.29)
黄金ヒバをいける
西阪慶眞指導


黄金ヒバは葉先が黄金色になることから名付けられた名称で、濃い緑に支えられた明るい深い色合いが特徴です。木物の中でもヒバや杉類はややボリュームあるいけ方になりますが、それとは裏腹にいかにすっきり見せるかがポイントとなります。

使用本数5本、段切りで使用します。

材には粘りと堅さがあり、剣山に挿しにくいものです。太い幹は細かく根を割り、左右に揺さぶりながら深く挿します。足元をしっかり添わせてきれいな根元を見せて下さい。

拡大完成写真参照

●作例材料 黄金ヒバ
●水揚げ 不要です
●花材費予算 1,300〜1,500円(10月〜12月)
素材の良否 素材としては、茎の太さは親指大前後で、横枝が多少付いているものが良いのです。枝先の伸びたものは良くありません。
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1、伸びやかで葉のしまった枝を天に選び、くの字に撓めます。材に粘りがあり、戻るのでしっかり圧縮して時間をかけて撓めておきましょう。
2、天に添わせて天添を副えます。胴を兼ねますので少しボリュームあるものを選びます。
3、人は少し流すような形を作り、重さを軽減させ、リズムを与えます。
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