華道専慶流WEBいけばな講座 第17回(05.1.5)
迎春花(〜若松を現代生花に)
西阪慶眞指導
古くから7本の若松を青竹にいける「伝統生花」があります。 ここでは伝承される楚々とした新年の心と感性を現代に取り入れ、瑞々しい緑の色に赤と白、器の黄色をプラスして、明るい新年の門出を祝ったいけばなに仕上げています。床の間は勿論の事、洋風の環境にも新玉のメッセージが色濃く漂います。 最大のポイントは花器選びです。シンプルな形で現代感覚漂うモノが大切です。横幅18センチ前後のやや小振りの水盤がいいでしょう。 |
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「緑の色に新春を寿ぐ」
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●作例素材 若松7本、千両2〜3本、水仙4〜5本。 ●水揚げ 千両逆さ水をかけた後、水切り。水仙は水切り。若松は不要です。 ●花材費予算 3,500〜4,000円(年末料金) |
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1.スラッとした枝を「天」に選び、80センチ弱に切ってくの字に曲げ、それを右後ろ向きに挿します。 | 2.天の右後ろに約10センチ短く「天の裏添」を。足元は綺麗に添えます。 | 3.天に添わせながら天の左前に「胴」をいれます。寸法は裏添より約10センチ下げます。 | 4.天の裏添の後ろから「人の裏添」を入れます。寸法は次にいける「人」と「胴」の中間程度。 |
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