華道専慶流WEBいけばな講座 第44回(10.2.10) 黒芽柳をいける(2月〜3月実習) 西阪慶眞指導
2月初旬頃から店頭に顔を見せる黒芽柳。花芽の色が黒い事から命名されたものと思われます。初期は赤褐色をしています。
ネコヤナギ同様、枝分かれも多く、横枝付きが目立ちます。他のネコヤナギ系統と異なる点は茎が細く、軽快感のある点で、とてもモダンです。また、表情は素直で、真っすぐなものが多いのも栽培種の特徴です。従って、花材入手には茎の肌が綺麗な分岐の少ない素直なもので、黒芽が適度に付いているものを求めます。
■いけ方 生花の様式美を引き出すよう綺麗な茎の流れでいけあげます。余分な横枝はカットし、美しい曲線を描きだします。
■花 器 重く見えるものは避け、コンポート風の形状で軽快なもの。