色彩花(コスモスをいける)2

アンバランスに! 今回は半円球の形をイメージしていけていきます。しかし左右均等では面白くありません。左右の長さや花の粗密、色の配置を工夫して左右に違いを見せるのがコツです。
ここではフォックスフェイスを左に、右にコスモスを長めに配して動きをつけているのです。

花器は足付きの少し高めのコンポートが似合います。

いけ方 1、フォックスフェイスからいれます(約40センチと25センチ)。実が重く倒れやすいので花器口辺に当ててしっかり剣山に挿します。2、コスモスは全体で30本近くいれます。本数多く入れますので中心部から前後、右方向に順次入れていきますが、後ろ、真ん中にも短い花を添えてボリュームをもたせます。

3、右前方下に長く(50センチ程度)茎の表情を生かせて流します。この場合、花は上に向くものを選ぶ事が大切です。流した枝の後ろにも数本プラスして奥行をつけておきます。4、次に左前方にも足していきます。右の花より少し短くして、右方向の動きとのバランスをとります。さらに短い花を数本足して完成です。再度見渡し、一つ一つの花の表情をチェックしておきます。完成図

 福井のコスモス畑もご覧下さい。http://www2u.biglobe.ne.jp/~shinithi/kosmosu/miyanosita/miyanosita.html


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専慶流いけばな