迎春花は希望、願望、夢をこめた、晴の舞台であり、個性、感性、気品が問われます。
伝統素材には松竹梅、南天、桐、柑橘類、千両、万年青、水仙、バラ、白玉椿、葉ボタンなどがありますが、今日ではシンビジューム、オーニソガラム、デンファーレ、ユーホルビアなど洋蘭も加わり、緑、赤、白(金銀、紅白)の正月色を主体に組み合わせます。
今回は古典花材を用いた新しいいけ方の実習です。沢山の素材を使いますので、いける前に構成を十分頭に入れ、取りかかりましょう。
ここで最も難しいのは万年青です。たった5枚の葉ですが、葉のカーブや葉幅の違いを捉え、バランスのいい動きある配置を求めます。
●若松は成長、万年青は変わらない愛和、葉ボタン、デンファーレは華麗、餅柳は一陽来復を意味します。
●中級クラスの方は剣山2個を置いた複合花型で、さらに動きと個性ある作品に仕上げて下さい。参照
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