迎春花(〜若松を現代生花に) ページ2


5.「人」にはやや曲をつけますが、この場合の撓める位置、曲げる度合いが難しいのです。作例を理解の上、枝先三分の一を曲げます。
6.胴と人の間の少し前に「人添」をいれます。前に出ますが、枝先が上に向くように添えます。
7.7本目の枝を「あしらい」に。高さを決めるのが微妙です。後から添える千両、水仙と同じ高さになると起伏がなくなるからです。
8.千両を副えます。前で高く扱うと重苦しくなるので「見越」を高く配し、色を副えます。前から見てチラッと見える程度に扱うのがポイントです。 9.見越から前控にかけて長短をつけながら中控などでつなぎます。葉が大きいときは葉先を少しカットしましょう。 10.地」は横枝が望ましいのですが、無い場合がほとんどです。慎重に足元を撓めて右前方に配します。葉はいずれも上向きに扱い、自然美をねらいます。
図をクリック 11.水仙を松の間に副えて完成です。この場合の水仙は花のみとします。葉を付けると煩雑になるからで、白の色を添える感覚でいいのです。人の裏添や人の前添、中控あたりにしのばせます。

左の図をクリックすると拡大図が表示されます。

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専慶流いけばな