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■寒桜を撓める
比較的撓めやすい素材ですが、細い枝は折れやすいので「ねじり撓め」を。太い幹は「折撓め」「握り撓め」で。 |
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●細い枝の統一された楚々とした美しさを表出させます。
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続いて順次高低を考えながら前後に加えて、深みをつけていきます。
写真ではわかりにくいのですが、さらに裏添、添を加え、繊細な寒桜の楚々とした風合いを求めるのです。
上部のボリュームがつけば、いよいよ下部の構成に移ります。ここでは叉木の前に並ぶ三番目の茎を入れ、前から見える足元の三番目の姿を形成させます。(以後、添える茎は総てこの枝の後方から入れます) |
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7. 8. 9. |
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地の添を入れたら、足元後方から横枝の短い枝を見越しやあしらいに。
細かい枝を沢山入れますので、なるべく一本で沢山横枝の出てる素材を配分します。
地は花器口辺から一握りの位置から急激に曲げ、右前方に。地の枝先までの長さは曲げ位置から40センチ程度。 |
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