現代生花(ヘリコニアをいける)2

シルバーキャットの茎は柔らかく、しっかり立ちません。ヘリコニアの茎に絡ませるなどして安定させます。横枝も沢山ついていますが、広がらないよう、前後に配してください。

青ドラセナを入れる前にまず地の葉を見つけます。右前方に配して後に向くような葉を選ぶのです。長さは30センチ弱あれば十分です。分解した先の部分をあしらいに配します。

ドラセナは2本使っていますが、上部とのバランスをはかりながら適宜分解し、添えていきます。噴水状に入れるだけでは単調で弱くなるので部分的には前向きの扱い(面扱い)も加え、葉の表情に深い味わいを見いだします。勿論足元は添わせないといけません。また、ピンクッションと混ぜながらいけてもいいでしょう。

仕上げ ピンクッションは葉の間からいけます。一本は長い目のあしらいに、もう一本は後方に見越として、さらにもう一本は控として前の方に添えて全体を引き締めます。なお、何れも足は外に出さないで、すべて葉で隠れる所から挿し、足下を綺麗にまとめましょう。なお、ピンクッションの葉は上部だけ残し、下葉は取っておきます。


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専慶流いけばな