華道専慶流WEBいけばな講座 第24回
(05.8.17訂正版)
花ナスをいける
西阪慶眞指導


1 2
1.2. 花ナスを少し斜めに配し、動きを求めています。主枝を左から右に傾けていますが、実が重く、倒れやすいので必ず足元に補強の添木をくくりつけておきます。剣山は二個使用。
右の剣山からも左に向けて入れますが、強弱を考えてやや低めに配します。
3 4
3. 木イチゴを右から左にやや高めに配し、緑葉の色を添えます。後に倒すと散漫になりますので決して後には倒さないようにします。横から見てほぼ真っ直ぐか、やや前に傾斜している程度がいいのです。
4. 足元扱いとして左から右へ、もう一本の木イチゴを添えて引き締めます。ナスの実を隠さないよう、全体の動きとバランスを見いだします。短すぎたり、葉が多いと、重苦しくなりますので、一枚の葉にも気を配り慎重にバランスをはかります。
5
5. 清楚な雰囲気を大切に、オーニソガラムを高めに配します。一本を長く中央に、もう一本は少し低く後方に。花の方向にも動きを求めて、少し左に向けておきます。

この段階でもう一度全体を見渡し、散漫にならずに引き締まった動きと構成を確認します。

WEB表紙 1ページ 3ページ

専慶流いけばな