華道専慶流WEBいけばな講座 第28回(05.12.23更新) 枝若松をいける-2 西阪慶眞指導
4.万年青の実は茎を補強したものを葉ボタンの下にしっかり挿しておきます(万年青の下茎を巻く)。
5.最も重要な万年青の一枚です。流れが綺麗なカーブした葉を選び、左前方に長く配します。深く傾斜させますので、足元を持ってうまく挿して下さい。
6.次に大切なのは前向きに配する添です。後から前に傾けて挿します。留はやや短く、右前方に。添、留は共にヒダのある古葉がよく、葉縁が波打っているものがよろしい。留は反りのあるもの。
7.後方の葉(添)は低く配し、奥行きをもたせます。悪い素材を配します。
8.アクセントのデンファーレは中央部に高低差をつけて、花の向きを尊重しながら添えます。葉ボタンや他の枝にあたらないよう注意下さい。
9.もう一本のデンファーレを前の葉ボタンに覆い被せるようにプラスします。しかし、葉ボタンに触れないで、空間を持たせておく事がポイントです。